ホームページがない会社・持たない企業のメリットやデメリットと必要性について解説
「ホームページがない会社」や「ホームページを持たない企業」が一定数存在します。そのため、「うちの会社もホームページは必要ないのでは」と考えてしまうこともあるでしょう。
結論から言えば、ホームページは必要であり、ホームページがない、ホームページを持たないことで生じる格差によって利益や売上、顧客を失っていることを理解すべきと言えます。
今回はホームページがない会社・持たない企業のメリット・デメリット、ホームページの必要性、そしてホームページの制作・構築や更新・管理などの運営において必要なことについてお話します。
Contents
ホームページがない会社・持たない企業のメリット
はじめにホームページがない会社・持たない企業のメリットについて解説します。
ホームページに関するコストがゼロ
ホームページがない、ホームページを持たない場合、ホームページに関するコストはゼロです。実際にホームページ制作を依頼、もしくは自社対応しようとすると、今までになかったコストを捻出しなければならないため、この時点でホームページを持たないという選択をしてしまうケースがあります。
ただし、詳しくは後述しますが、ホームページがない、ホームページを持たないことで失うものがあるのも事実であるため、一概にコストがゼロという部分にのみ注目し、ホームページ制作費用を惜しむのは企業や組織として利益損失と機会損失につながっていることを忘れてはなりません。
ホームページに関する人的資源が不要
ホームページがない、ホームページを持たないという選択しなら、当然、ホームページに関する人的資源も不要です。現実問題として業界や業種によっては万年人手不足、もしくはITやWebに関する人材が不在なため、ホームページを制作してもその後の更新や管理まで考えると手が出ないということもあるでしょう。
同じく業界や業種によっては、そもそもにITやWebに縁遠い、もしくは苦手意識がある場合もあるため、今まで不要だった人的資源に注力や投資する価値が見出せないというのも、ホームページがない、ホームページを持たない状況を継続する要因と言えます。難しいのがITやWebに関する人材の確保や育成が難しい状態が続いてしまうことでもあり、結局、人がいない、スキルやノウハウが蓄積されない、デジタル化やオンライン化ができないというネガティブな状況が継続されてしまうのです。
SNSの運用で充分なケースも存在する
企業や組織の規模によっては、SNSで充分というケースもあります。昨今ではTwitterやInstagram、Facebookなどを活用することで、企業や組織としての公式情報の発信が簡単になったのが理由と言えます。もちろん、情報発信による認知拡大や興味関心の育成には役立ちますが、ホームページがある企業や組織はその先のWebマーケティングやECなどにも対応しているため、SNSだけではIT格差が生じたままになってしまいます。
特に昨今ではインターネット上のサービスやツールもたくさんあり、消費者や潜在的な顧客層は「一日に得られる情報量があふれている」ため、「一日に受け取れる情報には限界がある」ような状況です。リーチさせるだけでは興味関心を引き出せなかったり、興味関心が向上しても購買や課金につながる仕組みがなければ利益や売上のアップにつながらないということです。
各種プラットフォームの活用で充分な場合も
昨今ではSNSだけでなく、楽天市場やアマゾン、ヤフーショッピングのようなEC系のプラットフォームも充実しています。そのため、前項の課題である利益や売上につなげることも、実は容易であるケースも存在します。また、楽天市場やアマゾン、ヤフーショッピングのユーザーを獲得できたり、各種ECプラットフォームの集客力に便乗できるため、「ホームページは不要かもしれない」と考えてしまうこともあるでしょう。
しかし、SNSやECプラットフォームも万全というわけではありません。SNSは基本的にデザインの変更や機能を追加することはできませんし、ECプラットフォームにおいても各種手数料で利益が目減りする可能性があるためです。また、基本的には他社・提供元のドメインを利用する形のため、自社独自のドメインの評価をあげることができず、将来的にWebマーケティングをしようとしても先行有利の波に負けてしまい、思ったように利益や売上が得られない、新規顧客獲得がしにくい可能性もあります。
ある意味、セキュリティインシデントも発生しにくい
極端な言い方をすれば、ホームページがない、ホームページを持たないことで、サイバー攻撃を受けにくく、セキュリティインシデントが発生しにくいとも言えます。もちろん、業務上でメールやチャット、ブラウザなどを利用していれば可能性はゼロにはなりませんが、ホームページを介した攻撃は受けにくいという意味です。
実は必ずしもメリットとは言えないのが、セキュリティに関して「甘く」なってしまう点です。実際にサイバー攻撃とは無縁である企業や組織が、何らかのタイミングでホームページの構築・運営・更新を行い、またはデジタル化やオンライン化を急激に進めることで、セキュリティに対する意識が低いままセキュリティインシデントが生じ、結果的に被害が大きくなってしまうことが考えられます。
ホームページがない会社・持たない企業のデメリット
次にホームページがない会社・持たない企業のデメリットについて解説します。
競合他社やライバル企業とIT格差が生じている
軽く触れましたが、ホームページがない、ホームページを持たないことで、競合他社やライバル企業とIT格差が生じます。同業他社がデジタル化やオンライン化が進み、その先にある新しい技術を導入できる基盤があるのに、自社ではデジタル化もオンライン化も進まず、新しい技術を受け入れられず、効率化や最適化、自動化ができない、アナログなままで生産性が低いというハンデが生まれてしまうのです。
極端なことを言えば、紙の伝票を手書きで、電卓で計算し、作業していくのと、OCRなどで読み込むだけで自動的に処理がなされるのとでは圧倒的に時間的な効率に差が出てしまいます。同様に人力で作業するための人件費も膨大なものになりますし、生産性のある仕事に従事できないため、企業や組織としての成長力を失ってしまうのです。
獲得できたはずの顧客やユーザー、利益や売上を失っている
ホームページがない、ホームページを持たないことで、本来であれば獲得できた顧客やユーザー、利益や売上を失っていることも考えられます。例えば、自社のホームページのトップページが、検索結果のある程度上位にあれば、競合他社やライバル企業との間に入れるため、選択肢の一つとして潜在的な顧客層の視野・視界に入ることができます。
しかし、ホームページがないため、検索結果に表示されない、検索による情報収集をしている顧客の目に留まらない、結果的に選択肢の一つに入ることすらできず、時間の経過とともに顧客も利益も売上も失いつづけてしまうのです。同時に、競合他社やライバル企業がWebマーケティングを行っていたり、オンライン化を進めていたりすれば、顧客の満足度も向上し、同じような商品やサービスをわざわざ選ぶことがないため、売上を伸ばすことが難しくなってしまうことも考えられます。
ITやWebに関する人材の育成やノウハウの蓄積ができない
ホームページがない、ホームページを持たないことで、ITやWebに関する人材の育成やノウハウの蓄積ができないのもデメリットと言えます。今までも不要だったから、これからも不要という考え方によって人材も知識もノウハウも不要と思ってしまうのが理由です。もちろん、業界や業種によっては不要のまま未来を迎えられるかもしれません。しかし、新型コロナウイルス感染症(COVID‑19)のタイミングでは、デリバリーやオンライン注文やオンライン予約に対応できなかった老舗の飲食店やレストランが店じまいしたというケースも目に新しいでしょう。
その他にも小売やアパレル関係でも同様であり、オンラインショップに対応したブランド・メーカーは実店舗で落ちた売上を、オンラインで稼ぐことができるIT・Webの技術を受け入れられたために、事業の継続が可能になった、人材やノウハウが活かされたというケースも存在しています。
言い換えれば、今まではITやWebに無縁だった、不要だった業界や業種であっても、何かの原因で対応しきれなくなり、そのタイミングで人材の育成やノウハウの蓄積ができていなければ事業の継続が危ぶまれる、逆に言えばITやWebを受け入れていたことが事業を継続させたということです。
デジタル化やオンライン化に対応しきれなくなる
前項でも触れましたが、デジタル化やオンライン化に対応しきれなくなるのも大きなデメリットです。単にオンラインショップということであればECプラットフォームを利用することで解決できる可能性もありますが、デジタル化による効率化・最適化・自動化には対応しきれません。必ずしもアナログな方法がダメということではないにせよ、他社はデジタル化によって時間や金銭的なコストの浪費をせず、人的リソースを確保し、生産性を高めているとすれば太刀打ちできなくなります。
実際に現場で働く従業員においても、デジタル化が進まず、アナログで時間ばかりがかかる作業、作業一つ一つは大切だが生産性が低い業務など、労力の負担が大きくなれば離職や退職を招きます。オンライン化においても、単にECプラットフォームに出店するのみ、事務系の作業やバックオフィス系の業務の効率化や最適化、自動化が進まなければ、オンラインからの購入の処理に遅延が生じて、日々処理しきれない作業量に忙殺されることも考えられます。
デジタル化とオンライン化を両立するためにも、まずはデジタルやオンラインについて少しずつ触れていく必要があり、技術を受け入れる基盤と人材を育てていくべきということです。
既存の顧客やユーザーとのつながりが希薄になり、信頼感や安心感が得られない
ホームページには問い合わせやQ&A、店舗情報や商品、サービスの紹介など公式の情報を公開する役割もあります。そのため、ホームページがないことで問い合わせがしにくい、わからないことをその都度メールや電話で聞かなければならない、店舗がどこにあるのか、どんな商品やサービスがあるのかわからないという状況が発生します。
顧客満足度の観点から考えてもネガティブでマイナスなイメージしかありませんし、人によっては「なぜ、ホームページがないのか」とネガティブに考えてしまうこともあるでしょう。言い換えれば、ブランドやメーカーとしての質、商品やサービスの本来の質とは別の部分で評価されない、購入や課金につながりにくくなってしまうのです。
結果的に信頼や安心からは程遠い、どうやってアクションやアプローチをすれば良いかわからない、他のブランドやメーカーを選んだ方が無難だと考えられてもしかたがないと言えるでしょう。
ホームページの必要性とは
次にホームページの必要性とは何か解説します。
そもそも、企業や組織としてのホームページとは何か
企業や組織におけるホームページとは、顔・名刺・カタログ・問い合わせ先・取扱説明書・店舗情報・企業情報・新着情報など、さまざまな役割を担っています。「ホームページを見れば解決するだろう」と顧客やユーザーは考えていますし、商品やサービスを入り口として「販売元や提供元は信頼できるかどうか」を精査することもあるでしょう。そのため、ホームページがなければ、実店舗に直接電話するか、実店舗に直接出向くという選択肢しかないため、何らかのトラブルがあった時に対応しきれなくなります。
同じくBtoBであればコーポレートサイトとして信頼できる企業なのか、課題や問題を解決できる商品やシステム、サービスがあるのかの判断材料にもなります。特にBtoBですと金額が大きくなることもあるため、競合他社やライバル企業にはホームページがあるのに、自社にホームページがないという状況はおすすめできません。
また、昨今では新入社員や中途社員の募集など、リクルート的なページによって人材を確保するケースもあります。顧客や消費者、ユーザーとつながるだけでなく、未来の従業員とのつながりを得るためにもホームページは必須ということです。
デジタル化やオンライン化など、DXの推進の足がかりになる
ホームページはシステムやプログラムであるため、拡張やカスタマイズすることでホームページ自体に機能を追加することが可能です。例えばオンライン予約、オンライン購入、会員登録やクーポンのプレゼント、メルマガの発信や会員限定コンテンツなど、他社との差別化や機能面で劣らないようなカスタマイズができます。すなわち、デジタルとオンラインの両方を活用したマーケティングが可能になり、業務や作業を行う際に自然とITやWebに関する知識やノウハウが蓄積されていくのです。
単にオンライン予約一つでも、今までは電話を取り、メモを取り、Excelに入力するなどの時間も手間も必要でしたが、顧客がオンライン予約でぽちぽちと入力してくれるだけで、自動的に予約が登録され、集計され、見やすい形に表示されます。オンライン購入も同様であり、今までは電話やFAXで受注し、在庫や注文のシステムに入力し、倉庫などに指示を出すなどの労力が必要ですが、オンライン購入であれば自動的に受注から発送までの流れが進んでいくため、圧倒的に時間や労力の負担が軽減されます。
ホームページを制作し、機能をカスタマイズしていくことで、デジタル化もオンライン化も進められるということでもあり、従業員においても少しずつデジタルもオンラインも慣れていき、新しい技術を受け入れやすくなっていくでしょう。
https/SSLなら企業や組織として実在する証明になる
少し難しい話をすると、企業や組織として所持するドメインはhttps/SSLに対応することで、企業や組織として実在する証明になります。実際に昨今のブラウザでは「安全ではないページですが接続しますか」といった形で、https/SSLに対応していないホームページに警告を表示することもあるため、しっかりとhttps/SSLに対応しているだけで、安心できるブランド・信頼できるメーカーとしての立ち位置を確立しやすくなるのです。
昨今ではサイバー攻撃の手法としてフィッシングや情報の盗み見、データの改竄などの被害がありますが、https/SSLに対応しておくことで抑止にもつながります。もちろん、https/SSLだけでは各種サイバー攻撃に完璧には対応できませんが、セキュリティの一環としてもしっかりと対応してくこと自体が信頼や安心を生み出しやすくなり、その他のセキュリティ対策と組み合わせることで、働く側も利用する側もセキュリティインシデントによる被害を受けにくくなるでしょう。
潜在的な顧客層にリーチし、認知拡大、ファンやリピーターの獲得につながる
ホームページはオンラインでつながっているため、潜在的な顧客層にリーチする最適の手段と言えます。さまざまな情報を発信しておくことで「消費者の知りたい」という欲求や「困っていることを解決したい」という気持ちに対応できる仕組みでもあり、公式として情報を発信することで、認知拡大から興味関心の育成、商品の購入やサービスへの課金につながっていくのです。
実際にホームページがない、知る手段や連絡する方法がわからないというのは非常に不安です。不安な状態のままでは継続的な購入や課金にはつながりませんし、ネガティブな思い出を残してしまうだけでファンやリピーターを失ってしまうことも考えられます。
企業や組織としてホームページがあり、適切に情報が発信されている状況であれば、消費者や安心しますし、購入や課金をためらうことも少なくなります。信頼できる商品や安心できるサービスだとポジティブに考えてもらえるようになれば、継続して購入したいですし、継続的に課金したいと考えてもらえるようになるでしょう。
Webマーケティングを実践することで利益や売上の増加が期待できる
ホームページは拡張・カスタマイズ次第でWebマーケティングを実践する基盤として有効活用できます。ホワイトペーパーや資料請求フォームによってリードを獲得、クーポンの配布やメルマガでファンやリピーターの囲い込み、キャンペーンやイベントの告知で実店舗への集客など、将来的に利益や売上の増加が期待できるということです。言い換えれば、実店舗や物理的な手法以外にマーケティングできる余地・伸び代が増えるということでもあり、さらにデジタル化やオンライン化、そして自動化によって手間なく、無理なく利益や売上を増やすことができるのも利点と言えます。
また、マーケティングの観点においても、同業他社が実践しているのに、自社は実践していないということで格差が生じがちですが、実践できる環境を整えておけば、アドバンテージや格差に悩まされることなく、商品やサービス、またはブランドやメーカーとして勝負しやすくなります。ホームページがない、ホームページを持たないということで圧倒的に不利だった状況を改善できるという意味でもあり、利益や売上に伸び悩んでいるからこそ、安定的な収入源を確保するためにもホームページは必要ということです。
ホームページの制作・構築や更新・管理などの運営において必要なこと
次にホームページの制作・構築や更新・管理などの運営において必要なことについて解説します。
ITやWeb人材の確保、もしくは信頼できる専門家やホームページ制作会社とつながる
ホームページの制作・構築・運営・更新・管理には、技術的リソースと人的リソースが必要になります。ITやWeb人材を確保するか、確保が難しければ信頼できる専門家やホームページ制作会社に頼りましょう。特に「今まで不要だった」という状況ですと、ホームページの管理どころか、更新や制作、構築はまず無理です。徐々にITやWeb人材を確保するにせよ、まずはホームページがないという状況から脱することが必要不可欠なため、最低限必要な資料を揃えた上で専門家に任せるべきです。
段階的にはコーポレートサイトとして企業概要や沿革、連絡先、商品やサービスの紹介、Q&Aの設置、可能であれば問い合わせフォームの設置まで進めると良いでしょう。また、よくわからない場合はWordPressで制作・構築してもらうほうが後々の更新や管理が楽になるのでおすすめです。もし、人材が確保できる、技術的リソースや人的リソースに余裕があるなら、自社対応:内製での制作や構築を進めると良いでしょう。
ホームページの制作・構築、更新や管理に関するコストを知っておく
ホームページに関する人材の面が解決すると、次は時間やお金などのコストについて理解しておきましょう。実際に今までは不要だったが、しっかりとホームページの必要性や重要性を理解すると「具体的にどんなコストが発生するのか」が気になってきます。
ホームページを制作・構築する段階ではドメインとレンタルサーバーの初期費用や月額費用が発生します。制作を専門家に任せるのであれば、構築費用も必要になるでしょう。人材を新しく確保する場合は、雇用するための費用と継続的に雇用するコストも必要になってきます。
人材がいないゼロベースからですと、最初にドメインの取得、レンタルサーバーの契約、ホームページ制作の外部委託の費用、そして人材が育つまではホームページの更新や管理をする費用を見込んでおけば間違いありません。
最初に専門家とつながっておくことで、後々にカスタマイズや拡張したい場合もスムーズですし、人材が育って更新や管理が可能になったタイミングで更新や管理のみ自社対応:内製にすることでコストを抑えることにもつながります。ただし、ホームページの更新や管理だけに人材を雇用し続けることが難しい場合は、専門家に管理や更新を継続してもらった方がコストの削減と安全なホームページの維持につながるということも覚えておいてください。
「初心者でも簡単」は一部事実で、一部事実でない部分もあることを理解する
今まで不要だったホームページに必要性を感じたタイミングでは「なるべくコストを抑えたい」という衝動が先に出てきます。現実問題として業界や業種によっては金額次第ですが捻出できず、結局ホームページを諦めてしまうこともあるでしょう。
そのため、初心者でも簡単という言葉を信じてゼロベースから自社対応:内製にしようと考えてしまうケースが存在します。絶対に無理とまでは言いませんし、初心者でも簡単は一部事実であり、一部事実でないことを理解すれば、ゆっくりと自社で対応するという道もあります。
実際にはホームページの制作や構築はデザインなどのセンス、CMSなどの知識、コンテンツを制作する技術など、さまざまな要素が組み合わさっていることもあるため、いきなり質の高いホームページを構築するのは初心者では難しいと覚えておくと良いでしょう。
ITやWebと縁遠い業界・業種なら無理せず専門家に任せる
ITやWebと縁遠い業界・業種なら無理せず専門家に任せることをおすすめします。特に個人であれば別ですが、最初から企業や組織、ブランドやメーカーとしてドメインを所有し、質が高く、安全なホームページを制作したいのであれば、素人判断や初心者レベルでホームページの制作に挑戦するのはおすすめできません。
金銭的なコストを抑えることができたように感じても、質が低くければ、当然、SEOなどの知識・スキル・ノウハウもない状態ですと、検索結果の上位に表示されず、ホームページからの流入や利益や売上、新規顧客の獲得につながらなければ結果的にマイナスです。逆に言えば、最初から質が高く、検索結果のある程度上位に表示されれば、金銭的なコストも回収しやすいですし、ファンやリピーターの定着もしやすくなります。
極端なことを言えば、有名ブランドや大手メーカーでは、実力のあるデザイナーやプログラマーによってホームページを作ることで、ようやく他社との差別化につながっていることを考えると、ゼロベースから初心者のみで勝負するのはおすすめできないということでもあります。少なくとも信頼できるホームページ制作会社に依頼して、質が高く、SEOにも対応しており、後々にカスタマイズや拡張ができる状態にしておくことをおすすめします。
ホームページを介した利益や売上につながる新たな収益源の確立を目指す
コーポレートサイトとしてのページやコンテンツ、問い合わせフォームなど基本的な部分の実装が完了し、ある程度の運営や管理、更新する知識が身に付いてきたら、次はホームページを介した利益や売上につながる新たな収益源の確立を目指しましょう。
Webマーケティングを実践する時は、PDCAを回しながら一つずつ効果検証と改善を繰り返せる体制を整えてから、さらに新しい手法を実践していくのがおすすめです。最初はイベントやキャンペーンの告知、次にクーポンの配布、次にメルマガ、次にリードの獲得など、わかりやすく効果の出やすい手法を試すと良いでしょう。
まとめ:2025年の崖問題やDXの推進にしっかりと対応していくことが大事
今回はホームページがない会社・持たない企業のメリット・デメリット、ホームページの必要性、そしてホームページの制作・構築や更新・管理などの運営において必要なことについてお話しました。
ホームページはデジタル化やオンライン化の足がかりとして必須の技術です。デジタル化においては、現実問題としてDX推進が遅れることで、2025年の崖問題に対処しきれなくなり、企業や組織としての持続や継続が難しいとも言われています。同時に、競合他社やライバル企業との格差を生じさせないためにも、なるべく早くホームページの制作・構築・運営・更新できる体制を整えることをおすすめします。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事がホームページの必要性について、今一度再確認したかった方のお役に立てれば幸いです。